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ダイヤモンド(下の鑑定書用語集の所から先にお読みください。)
●価値あるこだわりダイヤモンド
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Sクラス表面からの顕微鏡写真 撮影時特殊フィルター使用。 八本の矢のような文様が均一です。バランスがよく整っていて、ほとんど水滴のようにみえます。モザイク模様がとても美しくきらめきます。 Excellent
H&C以上 |
Sクラス裏面からの顕微鏡写真 撮影時特殊フィルター使用。八個のハート型の文様がくっきりと浮き出て、バランスの好さがうかがえます。 Excellent Heart 以上 |
● 一口メモ
一般にダイヤモンドを素材の善し悪しで見ますと、カットの良い物ほど良い素材が使われている事が多く、また、素材によってS.A.B.C.D.とクラス分けされており、各クラス間で業者間取引価格が、約3割程ずつ程違ってきます。但し、素材の悪い物に良いカットが施されている場合も多々あります(美しくはありません)。Sクラスのものは原石の状態で正八面対で丁度ピラミッドを二つくっつけた綺麗な状態です。クラスが下がってきますと、原石の形がみだれて不定形になっていきます。特殊な機材で石の成長紋を見てみますと、杉の木の正目と松ノ木の根程の違いがあります。不定形の原石にはミルキークラウドと呼ばれる濁ったく曇りガラスのような物が多く、鑑定書には、その表記の欄がありません。
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Dクラスバーゲン用ダイヤ 撮影時特殊フィルター使用。濁りがある上にカーボンの粒が多く見られます。 |
Cクラスのグッドカット 撮影時特殊フィルター使用。全体に白っぽく濁っています。 |
Bクラスのベリーグッド 撮影時特殊フィルター使用。うっすら濁っていいますが単品で見るとある程度きれいに見えます。 |
Aクラスのエクセレントカット 撮影時特殊フィルター使用。八本の矢の文様が薄っすらと見えます。Sクラスと比べなければとても美しい。 |
又、クラリティ(明瞭度)のVS1表記を例に取ってみても、
●1テーブル(正面の一番大きな面)に目立つ他の結晶の混入やクリベージ(ヒビ割れ)のあるもの。
●2ガードル(ダイヤモンドの丸い淵の部分)から入ったクリベージのあるもの(耐久性に問題あり)。
●3キュレット(ダイヤの下の尖った所)が擦り切れているもの(耐久性に問題あり)。
●4ガードルにナチュラル(必要のない面エキストラファセット)があり円形を乱すもの
があっても、許容内であればVS1になってしまいます。VS1でもこれ以外のものがおすすめです。
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1 |
2 |
3 |
4 |
また、色(カラー)を取ってみても、Dからアルファベットの順番に黄色くなって行って品質が下がっていくようにしてあります。しかし、オーストラリアのアーガイル鉱山原産石の多くは褐色になっていきますし、ロシア産の物の多くはグレー味ががっていきます。黄色くなって行って品質が下がって行くようにしてあるのは、アフリカ産のものが主流であるからだと思われます。従って全てのダイヤモンドには当てはまりません。ですから鑑定書とは、同じ素材のクラス同士で比較するのに使うべきもので、一つの目安に過ぎないと思われます。ですから鑑定書の表示が同じでも素材によって、何倍も価格が違う事が多いのです。また、カットを例にあげますと、ラウンドブリリアンカット58面体が主流ですが、直径0.2mm以下では、輝きが急激に減少します。これは面が小さすぎるためです。ある程度以下の小さいものはシングルカット18面体の方が良く輝くのです。他の条件が同じであれば、エメラルドカットでは1.5カラット、ラウンドブリリアンカットでは2カラットサイズ位が一番良く輝きます。また10カラットサイズになると、2カラットのダイヤほど輝かなくなってしまいます。これは、ダイヤモンドの屈折率と反射率のせいです。最近0.3カラット0.5カラットサイズのものに58面以上の面をつけた物を良く見かけますが、小さいものに58面以上の面をつけることは、美しい輝きのバランスを失わせてしまうものが多いので注意が必要です。以上の事をふまえた上で、1カラット以下の石の場合カラーはGカラー、クラリティはSI以上、1カラット以上の石の場合カラーはFカラー、クラリティはVS以上の物をお選びください。なぜならそのクラスの市場人気が高くまた、石が大きくなるほど同じ鑑定書の等級でも色が濃く見え、内包物(内包する異物や亀裂)も大き見えるからです。カットはベリーグッド又は、エクセレント以上の物がお勧めです。それ以下のものは、宝石としてではなく、アクセサリーと割り切って、それに見合った価格でお求めになった方がよろしいように思われます。また、クラリティ(内包物が多いか少ないか)も、10倍の拡大で見える見えないは、美しさには、ほとんど関係ありませんVVSがVSより希少価性があるとお考え下さい1c以下のSIクラスも割安感があり、人気です。購入の目安として1カラットの中級品で石のみの価格で80万円位が目安です。また、高価なダイヤモンドを買う場合に、他のいろんな商品と比べてみて下さい。綺麗に見えないのに鑑定書を楯にダイヤモンドの4Cのみ強調したり、また大幅な値引きを提案するお店は不安です。良い物は、どこで買っても高いのです。良心的なお店ほど大幅な値引きの提案をしたりせずに、宝石用の顕微鏡などで気軽に見せてくれたり、納得行くまで素材と作りと価格の関係を説明をしてくれるものです。そうしたお店は安心です(卸店は別ですが・・)。
鑑定書用語集
カラット-重量
1カラット(1ct)が0.2gエジプト時代のイナゴマメ(現地語でカロブ、ペルシャ語でキラト)1個分を計量単位として、胡椒や金、香料など、高価な物を、計量していたなごり。単純に同品質であれば、重い方が高価です。
カラー-色
DEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ(Dを無色としてだんだん黄色味が強くなる。但しアフリカ産)
色が濃くなるほど安くなります。
しかし他に、ピンク、オレンジ、稀にレッド、ブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなどの、天然カラーダイヤがあります。
@
ファンシービビット○○○
A
ファンシーインテンス○○○
B
ファンシー○○○
C
ファンシーライト○○○
D
ライト○○○
E
ベリーライト○○○
F
フェイント○○○
色から行くと@からFへだんだん色味が薄くなり、価格も安くなります。@の上部分には、ファンシーダーク○○○、ファンシーディープ○○○がありますが、今度は、濃すぎて@ABなどより安いものが多いようです。
色が濃く、尚鮮やかさのあるものは非常に高価で取引されます。ファンシーカラーは産出量が少ないので、Dカラーの無色の物よりぐっと高価になります。但し、全般的には、イエローやブラウンは、安いものが多いのです。なぜなら、沢山採れるからです。イエローやブラウンも捨てがたい魅力的なものがありますが、素材の安さをひた隠して、過度にプロモーションされた商品もありますので、注意が必要です。あくまで、顧客の好みと、素材の安さを反映させた価格で販売されるべきと考えます。
クラリティ-明瞭度(光の透過を妨げる物の有無や量の程度)@〜Jへと内包物が多くなっていき、安くなります。
@
FL フローレス(極上品10倍の拡大でも無傷)
A
IF インターナリフローレス(極上品10倍の拡大でファセット(面)等の表面の微小な欠点、内部は無傷)
B
VVS1
ブイブイエスワン(10倍の拡大でも発見困難な欠点)
C
VVS2
ブイブイエスツー(10倍の拡大でも発見困難な欠点VVS1より発見しやすい)
D
VS1 ブイエスワン(10倍の拡大でどうにか発見できる欠点)
E
VS2 ブイエスツー(10倍の拡大でどうにか発見できる欠点VS1より発見しやすい)
F
SI1
エスアイワン(10倍の拡大で簡単に発見できる欠点)
G
SI2
エスアイツー(10倍の拡大で簡単に発見できる欠点SI1より発見しやすい)
H
I1 アイワン(肉眼で見える欠点)
I
I2 アイツー(肉眼で見える欠点)
J
I3 アイスリー(肉眼で見える欠点)
カット-形と仕上げの良さ(ここでは、もっとも一般的なラウンドブリリアンカットについてお話します。)
GIA(米国宝石学会)ではカットの評価がありません。しかしこれでは、現在の日本市場の実情にはマッチしていない様に思われます。そこで、AGL(宝石鑑別団体協議会)が94年6月に、5段階評価EX(エクセレント),Very
Good(ベリーグッド),Good(グッド),Fair(フェア),Poor(プア*AGTでは無し)のカットの総合評価をする事になりました。・・・・・・カット評価の高い物ほど高価になります。AGTジェムラボラトリー(GIAの日本代表)も、同じ様に、コメント欄に、カットのガイドラインを表記しています。しかし、やっかいな事に2種類の評価が出回ることになってしまいました。
AGL(宝石鑑別団体協議会)のガイドライン
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Excellent |
Very Good |
Good |
Fair |
Poor |
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テーブル径の (直径に対するパーセント) |
53〜58 |
52〜63 |
50〜67 |
49〜72 |
48以下78以上 |
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クラウン角度 |
33〜35度 |
32〜36度 |
30〜38度 |
26〜44度 |
25度以下45度以上 |
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ガードルの厚さ |
薄い〜少し厚い (減点1以内) |
大変薄い〜少し厚い (減点2以内) |
大変薄い〜〜非常に厚い (減点4以内) |
フィッシュアイ又は、ダークセンター (減点7以内) |
フィッシュアイ又は、ダークセンター (減点8以上) |
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パビリオンの深さ(直径に対するパーセント) |
42〜44 |
42〜45 |
41〜47 |
〜 |
〜 |
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全体の厚さ (直径に対するパーセント) |
59.2〜62.4 |
58〜63.8 |
56.8〜65.9 |
54〜70.1 |
53.9以下 70.2以上 |
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キューレットサイズ |
無し〜ミディアム |
無し〜ミディアム |
無し〜少し大きい |
〜 |
〜 |
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シンメトリー (対象性) |
Excellent〜Very Good |
Excellent〜Good |
Excellent〜Good |
〜 |
〜 |
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ポリッシュ (研磨の状態) |
Excellent〜Very Good |
Excellent〜Good |
Excellent〜Good |
〜 |
〜 |
AGT(GIAの日本代表)のガイドライン
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クラスT エクセレント |
クラスU ベリーグッド |
クラスV グッド |
クラスW フェアー |
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テーブル径の (直径に対するパーセント) |
53〜60 |
52〜64 |
51〜68 |
51以下 72以上 |
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クラウン角度 |
34〜35度 |
32〜36 |
30〜38 |
30以下 38以上 |
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ガードルの厚さ |
薄い〜やや厚い |
薄い〜厚い |
非常に薄い〜非常に厚い |
極端に薄い〜極端に厚い |
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パビリオンの深さ(直径に対するパーセント) |
43 |
42〜44 |
41〜46 |
41以下 46以上 |
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キューレットサイズ |
点〜ミディアム |
やや大きい |
大きい |
非常に大きい |
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フィニッシュ (仕上げ) |
優秀〜優良 |
良好 |
可 |
不可 |
パビリオンの深さが44パーセントだとAGLではExcellentですが、AGTだと、クラスUVery
Goodです。テーブル径が64度だとAGTだとクラスUVery Goodですが、AGLではGoodになってしまいます。各鑑定書によって評価が変わるのって変な話ですよね。
更に、カットの良いダイヤに、特殊なスコープを使って覗くと、テーブル側には、八本の矢が見えて、パビリオン側から見ると、八個のハート(自動車の初心者マークの方が似ています。)が見えることが解かってきました。それを、ある業者が、ハートアンドアローという名称で商標登録してしまったので、一般にはハートアンドキューピットHEXと呼ばれるようになりました。ハートアンドキューピットが出ても、エクセレントではない事もあるため、ハートアンドキューピットのベリーグッド(少ないですが・・)、ハートアンドキューピットのエクセレント、ハートアンドキューピットのトリプルエクセレント、と分けてお考え下さい。逆にトリプルエクセレントでも、ハートアンドキューピットが無い場合もあるのです。又、ハートのみ綺麗に出るものもあります。
●トリプルエクセレントとは、(カットの総合評価、対称性、研磨の状態、のすべてがExcellent)
●エクセレントとは、(カットの総合評価のみ、Excellent対称性、研磨の状態、はVery
Goodでも良い)
ここで日本市場の実情にあったカットの段階を示してみますと@〜Iへと、だんだん安くなる。
@
3Excellent H&C トリプルエクセレントのハートアンドキューピット
(AGL弊社表示3eds)
(弊社名称・トリプルエクセレントダイヤモンドスパーク)
(AGT弊社表示eee) (弊社名称・トリプルエクセレント華標)
A
3Excellent Heart
トリプルエクセレントのハート(トリプルエクセレントと同じ値
段) (AGL弊社表示3exh)
B
3Excellent
トリプルエクセレント(弊社表示3ex)
C
Excellent
H&C エクセレントのハートアンドキューピット(弊社表示hex)
D
Excellent
Heart エクセレントのハート(弊社表示ex.h)
E
Excellent
エクセレント(弊社表示ex)
F
Very
Good
ベリーグッド(弊社表示VG)
G
Good
グッド(弊社表示G)
H
Fair
フェア(弊社表示F)
I
Poor
プア(弊社表示P)*AGTでは存在しません。
以上この部分で大まかな価値が解かりますが、確定まで出来ません。確定するには、上記青文字でご説明したファクターが必要となります。弊社では、上記全てを加味した物を取り扱う為に、努力しております。もしも、鑑定書の結果が同じく出ても、上記のファクターがまずい物であれば、価格に反映させ、顧客に十分説明するべきだと考えます。
以上の事を熟知し、価格に反映させている良いお店も多いのですが、どれだけの宝石店が、そうしているかは、疑問です。この人ダイヤモンド売っていいの?と思わせるような、この程度のことすら知らない、売り手を良く見かけるのも事実です。知っていて、お話しないのは、もっと悪い事です。私のお店にお見えになるお客様には、納得行くまで、顕微鏡でお見せしたり、どう違うのかご説明しています。(ただ、聞き手からすると、くどいかも知れませんね。
又、ダイヤモンドを、海外の強い紫外線の下で見ると、白茶けて見えるものがあります、これは、蛍光性が強いダイヤです。日本では、綺麗に見えても、海外へ行ったとき、みすぼらしく見えてしまうのです。日本では4C以外あまり問題視されていませんが、卸業者間では、値段がぜんぜん違うのです。絶対、蛍光性の無い物をお求めください。ちなみに、海外では、蛍光性が強いダイヤは、安く取引されています。
海外で高価な宝石をお求めになるのは、赤信号です。宝石の原産地にこそ、偽物も多く集まり、詐欺師も多く集まる物です。帰国した後、すぐに買ったお店に文句を言いに行けないのも問題です。詐欺師はその辺の所を熟知しているのです。私がハワイへ行ったときの事です。空港で、「だんなさん、だんなさん、奥様にダイヤのペンダントのプレゼントはどうですか」と言われよく見てみると、ホワイトサファイアでした。「これは、ホワイトサファイアじゃないか」。というと、間違えましたと言って、今度は奥から、本物を持って来ました。どうにも、誠実そうには見えませんでしたし、ショウケースの中にも、結構、怪しげな物が並んでいました。又、私は、空港内で、ロンジンの腕時計を買ったのですが、このお店で見ていると、「このメーカーの物は、ここら辺では、うちしか売っていないよ」と言ってきました。ウサンくさい事、この上ないので、数十メーターはなれたお店に入ってみると、幾等でも売っていました。今のお話は、ナント、免税店ですよ。(ス)(リ)ランカ、盗難アジア、(ダ)(マ)(ス)カス、なんて、これは冗談、ははは・・・でも本当です。
最後に、アフリカ産だけで無く、ロシア産、オーストラリア産、の様に今後どんどん有望な鉱脈が発見されていって、もっと、ダイヤがお安く身近になったり、見たこともない色味のカラーダイヤが出てきたりとか、現在高価なカラーダイヤを、ふんだんに使った宝飾品を極、普通に皆さんがお付けになる様になったら素敵ですね。中国産だとか、モンゴル産だとか、が発見されたら、是非見てみたいですね。